第168回 野﨑まど著『小説』

野﨑まど著『小説』(講談社)を読む。

この小説は、今年の本屋大賞の3位になった作品。

主人公の内海集司は子供の頃から本が好きで、ひたすら本を読む。
友達は一人もいなかった。
そんな少年だったが、小学六年生のときに、外崎という少年と友達になる。
外崎は、内海集司の影響で、本の世界にのめり込んでゆく。
その後、彼らは小学校の近くに住む作家の「髭先生」と知り合い、交流を深めてゆく。

物語の途中までは本当におもしろかった。
その後ファンタジー色が強くなって、正直なところ、ついていけなくなった。

個人的には、途中までの雰囲気で結末までいってほしかったと思う。

「小説を読む」ということを突き詰めた小説。
いろいろと考えさせられる小説ではあった。

コメントを残す

コメントは管理者に送信され、基本的に公開はされません。
なお、メールアドレスを入力いただいた方には、コメントへの返信をメールでお送りする場合があります。
※特に返信が必要な場合はお問い合わせフォームをご利用ください。